マチュピチュ遺跡は「人生で一度は見てみたい」と、テレビや雑誌などでも必ず取り上げられるほどの超人気スポットですね。
よく空中都市なんて呼ばれ方をしますよね。
実際に日本から行くと丸1日以上かかります…非常に遠い…。
もう地球の真裏に行くイメージですよね。
それを乗り越えた先には素晴らしい景色が広がっていること間違いなしです!!
しかし!距離的に遠いのはもちろんですが、マチュピチュにたどり着くためにはもう一つ大きな問題があります。
それが高山病です。
標高が高いので、いきなり行くと高山病にかかってしまう恐れがあります。
ここが落とし穴だと思っています。
そこで今回は、高山病を対策しながらマチュピチュに出会える方法をご紹介します。
もちろんマチュピチュのオススメもご紹介していきますよー
安心・安全にマチュピチュを見に行きましょう!
マチュピチュって??
そもそもマチュピチュとは?というお話です。
マチュピチュ遺跡というのは、南米ペルーにある古代インカ帝国の遺跡と言われています。
1983年には世界遺産の複合遺産に登録されています。
ちなみに複合遺産とは、文化遺産と自然遺産の両方の基準を満たしている、世界遺産の中でも希少な遺産なんです!
これは凄いですよね!
そりゃ世界中から人が集まるわけですね〜。
複合遺産は、トルコのカッパドキアもその一つです。
ちなみに2017年World Travel Awardsの世界で最も魅力的な観光名所部門において最優秀賞を受賞しています。
遺跡の標高は2430メートルで、空中都市・空中の楼閣、そして謎の多いことからインカの失われた都市なんて呼ばれ方もしています。
未だに謎が多い遺跡というのも人を惹き付ける要因となっているんでしょうね!
マチュピチュへのアクセス
マチュピチュへの道のりは先述の通り、高く険しいです。
まずはマチュピチュに行くのに、一番最寄りの空港があるクスコを目指します。

まずここに行かねば全ては始まりません!
クスコへの入り方指南
日本からクスコを目指す場合。
- 日本からアメリカまたはメキシコへ
- ペルーの首都であるリマのホルヘ・チャベス国際空港へ
- 国内線でクスコのあるアレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港へ
こんな飛行機の長旅が待ち受けています。
問題は疲労困憊でクスコに着いた後に待ち受けています。
リマは標高0mですが、クスコは標高3400mとほぼ富士山と同じぐらいの高さなんです!
0mから一気に3400mまで移動すれば、そりゃ高山病にもなるって話なんです。
標高差を少しずつ慣らすために、バスでリマからクスコへ向かう人がいるようです。
しかし!
と・・・遠い…なんと21時間もかかります。
そしてこの区間は有名なゲロ街道なのです😱
悪路過ぎて酔い止めが効かず、ゲロゲロになりながらの21時間なんて死んでも嫌ですよね。
私は絶対に嫌です!!
ってことで私はリマからクスコに国内線で入りました。
飛行機自体もそんなに高いわけではありませんので、よほどのチャレンジャーでなければ、ここは迷わず飛行機を選択しましょう。
クスコからマチュピチュへ
ではクスコに着いてから。
一般的にはクスコから列車に乗って、マチュピチュの拠点地でもあるマチュピチュ村を目指します。
クスコ➡マチュピチュ村➡マチュピチュ遺跡
という流れですね。
ただし、先述のとおりクスコは標高がバカ高いので、長居すると確実に高山病にやられます。
バックパックを持って、ほんの少し歩くだけで息が上がり苦しくなるほどです。
しかも坂や階段が多いので余計に疲れる!
無理すると酸欠状態になって、倒れてしまう恐れもあるので本当に注意が必要なんです。
そこでお待ちかねの対策ルートです!!
高山病対策ルート!
クスコから早々に標高の低めのオリャンタイタンボという町に移動しちゃうんです!

クスコからオリャンタイタンボまではバスで1時間半程度です。
まず一番きついクスコから早めに脱出してしまう作戦です。
ちなみにオリャンタイタンボは標高2792mです。
ホントはここでも高いんだけど、3400mから比べると低いので身体が順応しやすいんです!!
そこで少し身体を慣らします。
なんならオリャンタイタンボで一泊するのもありだと思います。
オリャンタイタンボでは、カラフルなお土産屋が並んでいたり、子供たちが外で宿題をやっていたりと田舎の雰囲気があってとても好きな町でした!


そして何を隠そう、このオリャンタイタンボからマチュピチュ村への鉄道が出ているんです。
所要時間はこちらも1時間半ほどです。
鉄道はこの2社なんですが、これがまたイカしてる!

- ペルーレイル(青と黄)
- インカレイル(白と緑とオレンジ)
私はややマイナーなインカレイルを利用しました。

社内もなかなかオシャレなんです!!

鉄道内ではお菓子とマテ茶を頂きました。
質素なんだけど、これがまた美味い!笑

これであとはマチュピチュ村に着くのを列車の汽笛音を聞きながら、のんびりと待つだけです!!
ちなみにマチュピチュ村の標高は2000mです。
そしてマチュピチュ観光を終え、再度クスコに戻った時には、そんなにキツくないんです!!
身体の順応力って凄いですね。
標高0mから一気に3400mだと死にそうになるんですが、 2000m付近で身体が慣れるから平気になるのでしょう。
マチュピチュ村も魅力的
マチュピチュ遺跡にたどり着くための最後の拠点地は、マチュピチュ村という村になります。
昔はアグアスカリエンテスと呼ばれていました。
アグアスカリエンテスとは日本語訳すると「熱い水、温泉」などと訳されるようです。
そう!この村には温泉があるんです!
後ほどご紹介します。
この村自体は坂道が多いですが、レストランはもちろん、ホステルなどの宿や大衆食堂、お土産屋さんが多く並んでいます。
インカマッサージの客引きも多かったな〜
なんか怪しいし、東南アジアよりも良いとは思えなくて受けませんでした。
受けたことがある方、感想を教えて下さいませ!
私が行った時はちょうどお祭りがやっていて、夜までとても賑わっていました。

ですが、終盤で牛の生首を捧げるというなかなかエグめな儀式も行われていました。笑
ご飯も屋台でこんなミックス飯を食べた。

質素だけど、こういう屋台飯って旅してると無性に食いたくなるんです!
こんな所でまさかの温泉体験!

日本語訳すると『温泉』という村のアグアスカリエンテスですが、本当にそうなんです!
ここマチュピチュ村には天然温泉があるんです!
ぶったまげ〜!
ちなみに写真のように温泉はいくつかに分かれているんですが、なぜか温かい湯は一つだけでした。
なのでその一つに人が集まっちゃって、もはや芋洗い状態!笑
この温泉、水着着用なんですが、最大の特徴は湯の中でお酒を飲む事ができます!
ちゃんと湯の周りに店員さんがメニューを持って注文を取ってくれます。
ワタクシが行った時は乾季の真冬だったので、温泉が身体に染み込んで最高でした!
ちゃんとロッカーは男女別で分かれていて、鍵もついているので一安心でしたよ〜
まさか地球の真裏で温泉に入れるとは思いもしなかったな〜
村だけでも非常に素敵な所でした。
抑えておきたい名スポット
さて、マチュピチュ村からバスに乗って、念願の遺跡にご対面です。
マチュピチュ遺跡では、外から眺めるだけではなく、遺跡内を実際に歩くことができます。
未だに謎が多いですが、ある程度情報を持って見るのと見ないじゃ全然違いますよ〜!
3つの窓の神殿

なんとここ3つの窓の神殿は、夏至の日の出になると、3つの窓に完璧な光が差し込むと言われているんです。
マヤ文明とかもそうですが、昔のこういった技術というか、太陽暦みたいなものって本当に凄いですよね。
完全にロールプレイングゲームの世界ですね。
何か動き出しそうな雰囲気。
この窓の向かいに大きな石があり、そこに生贄を置いて、神に捧げていたという説があるらしいです。
石レンガで曲線!?

この遺跡内で唯一曲線で組まれているのが、この太陽の神殿です。
この情報を知らないと、全部石で四角に作られてるもんだと思っちゃいます。
ちょっとした『うんちく』を語れますよ〜
しかしこの時代の技術で、石レンガを曲線に組むというのは相当な技術ですね!
とても綺麗なアーチです。
珍しいので、インスタ映えするでしょう!
中には直接入れないので、外側から鑑賞することになりますので注意が必要です。
No.1パワースポット

最大のパワースポットと言われているのが、インティワタナです!
ケチュア語(インカ帝国の公用語)で太陽をつなぎとめる場所という意味があるそうです。
なんか分からんけどカッコイイ…
この石は太陽暦を決める日時計であったのではないかという説がありますが、未だに謎に包まれており、真相は明らかになっていません。
ちなみにこの石には触れてはなりませんよ〜⚠️
運試し!ワイナピチュに登れるか?
マチュピチュのさらに上に行けるってご存知ですか?
非常に残念ながら、私はワイナピチュには登れませんでした。
なんとそれは、1日に先着順400名と決まっていて事前予約が必要なんです。
入場チケットとセットで購入できるんですが、私が行った時はハイシーズンということもあり、滞在中は全て埋まっており、マチュピチュの入場のみとなってしまいました…
ちなみにワイナピチュはケチュア語で若い峰という意味で、標高2720メートルの山です。
ちょっとしたトレッキングのような形で登っていくそう。
ああ〜登った方が羨ましい!!笑
マチュピチュ遺跡を上から見ると、また違った絶景が待っていることでしょう。
遺跡内にリャマ!?

マチュピチュといえば、リャマをイメージする方もいるかもしれませんね。
約30頭が遺跡内では飼育されています。
実は野生ではなく、観光用に放牧されてます!
調教師みたいな人もいましたよ〜
見ているとほっこりします。
観光客はみんな追いかけて写真を撮ってます。
時々臭い唾を吐いてくることがあるようなので要注意です!
でも基本は可愛らしいです。
こんな高地にリャマ!?というギャップがありますが、いまや観光名物の一つですね。
季節や時間帯のオススメ
マチュピチュにもベストシーズンや、見るべき時間帯にオススメがあります!
ベストシーズンはいつ!?
ペルーは南半球ですので、5月~10月が乾季になります。
やっぱり晴れ渡っている方が遺跡も映えますね!
そして、雨季だと道がぬかるむそうです!
勾配や段差道が多いので、滑って転ぶと大怪我につながります。
以上の点より、やはり乾季に行くのが良いと思われます。
早朝がオススメ!

これはもうぜひ早起きして下さい!
朝苦手な人は、目覚まし10個使っても良いから頑張って起きましょう。
標高が高いので、朝早い時間だと雲海のように雲が遺跡にかかるわけです!
これは「ザ・インスタ映え」です!本当に幻想的!!
ワタクシも何百枚写真を撮ったか分かりません。笑
まとめ
日本の真裏にあるマチュピチュ遺跡は、行くまでの道のりは大変険しいですが、後悔しないほどの絶景や出会いが待っています。
ですが、事前にしっかり情報を収集しないと『高山病』のリスクを伴います。
ぜひこの対策方法を活用して、安心・安全にマチュピチュ遺跡とご対面していただきたいと思います!
遠くて億劫になってしまうところを一歩踏み出して行ってみてはいかがでしょうか?
Catch the moment!
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